司法書士試験の概要
司法書士試験は人気のある資格試験の一つで、10年前は出願者が2万人程度でしたが、ここ数年で資格取得を目指す人が増えて、最近では3万人以上がチャレンジしています。受験資格は特に決まっていないので、年齢や学歴に関係なく誰でも受けることができますが、ここ最近の傾向としては20代後半から30代の受験者の合格者が増えています。更に学生よりは、社会人で受験する人が多く、司法試験を目指していたという人も割とたくさんいます。受験者の性別では、最近としては男性が7.5割前後、女性が2.5割前後の内訳になっており、男性の受験者がまだ多い傾向にあります。
試験は筆記試験と口述試験の2つ試験があり、筆記に合格した人のみが口述試験に進めます。司法書士試験は法務省主催で毎年1回、概ね筆記は7月初旬で口述は10月中旬に行われます。筆記試験は、午前と午後の部に分かれており、午前の部は試験時間は2時間、択一式で憲法、刑法、民法、商法から全35問が出題されます。午後の部は試験時間は3時間、まず択一式では不動産登記法や商業登記法、民事関係で民事訴訟法と民事執行法、民事保全法、更に供託法と司法書士法から全35問、そして記述式では不動産登記法と商業登記法からそれぞれ一問ずつ出題されます。口述試験では、不動産登記法や商業登記法、司法書士法から15分間ぐらい口答で質問されます。合格発表は、筆記が9月下旬で口述は11月下旬になります。受験料は6600円で、受験申請は5月初旬から中旬にかけて受け付けていますが、郵送でもよいし受験地を管轄する法務局に提出してもよいとされています。
また、気になるのが司法書士試験の難易度や合格率ですよね。司法書士試験では民法と商法、不動産登記法と商業登記法が出題の7割を占めています。中でも全体の民法は3割、不動産登記法と商業登記法は2割で回答が難しい記述試験で出題されます。実はこれらの主要科目は出題数が多いのに、なかなか理解しにくい科目でもあるので、司法試験は比較的難易度の高い資格試験だと言われています。また、合格するには8割以上の得点が必要とされており、通常の資格だと6割から7割程度の得点がとれれば合格できる試験が多いことからも、やはり難しい資格試験だと言えます。そして、大体合格率も全体の5パーセント程度であり、大体3万人受験しても920人前後しか合格者が出ないというように、かなり狭き門であるのがわかります。
このように難易度も高く、合格率もかなり低いとても難しい試験なので、法学初心者なら独学で勉強するのは難しいと言えます。また専門的な用語も多く、司法試験の勉強とはまた異なります。独学にも、自分のペースで勉強できる、費用があまりかからないなどメリットもたくさんありますが、法学部出身者であっても独学だと、合格までに時間が多少かかってしまうかもしれません。やはり、効率よく勉強を進めて短期間での合格を目指すなら専門学校に通ったほうが良いかもしれませんね。
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